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成長について(自己愛2)
2010 / 03 / 14 ( Sun )
前回のブログで書いた自己愛の続きです。

自己愛の対象・・・これが非常に大切ですね。より成熟したものであれば、ありのままの自己、または等身大の自己が対象となります。これとは異なり、対象が理想の自己や誇大的な自己だったりすると、対人関係においてトラブルが起きることがあるのではないでしょうか?それに加え、ご自身の状況に本人でも気がついていない場合があります。この場合、相手のためを思って言っても、逆切れされるのが落ちかもしれません。

より成熟した自己愛を育むためには、まず、自己を知ることから始まります。そして、良いところも悪いところも受け入れる。そのためには、「自分はこんな人間です」と、信頼の置ける人に話し、受け入れてもらうことではないでしょうか?そして、他人から許されているように、ご自身でも思いやることではないでしょうか?

いつも自分を後回しに考えてしまう人も、彼氏や彼女を思いやるように、母親が我が子を愛しむように、時には自分に優しくしましょう。


精神分析の口語版と言われる交流分析では、自己についてどう感じているか、また、他人ついてどう感じているか、ということを、「基本的な構え」と呼んでいます。たとえば、「私はOKである」とか「私はOKでない」と表現します。「OKである」とは、安心感がある、愛されている、いい人間だ、生きている価値がある、楽しい、美しい、役に立つ、優れている等と思えること。

自己愛が育まれた後に感じられる自己への「OK」感。
その第一歩は、自己を見つめることから始まります。

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成長について(自己愛)
2010 / 03 / 10 ( Wed )
生きていく上、自己愛は非常に大切なもの。健康な意味で、自己肯定や自己評価として重要な心の拠り所となるものです。

以前のブログで、「人間の意識を拡大する第一の方法は、社会生活の面で、自分のことを考えずに全体のために生きる方法です」という文書を引用しました(『人間の永遠の探求-パラマハンサ・ヨガナンダ講和集―』)。別の表現をすれば、愛の対象を広げていくことだと言えます。そして、愛の対象を広げる前に、大切となるが自己愛ですね。フロイトの自己愛理論を発展させたコフートは、自己愛は未熟なものから成熟したものへとして発達していくものとしています。

私は、この1年ぐらい、ニューエイジ分野の先生の指導を受けています。その先生の「愛」に関する言葉を引用したいと思います。

「「愛」とは、自己愛からしか、始まらないのに・・・。
自己愛とは、自分自身のありのままを許すこと。
自己愛とは、内から湧き上がってくる全てを表現すること。
自己愛とは、いつ何時も、常に自分が自分自身の親友であり続けること。
自己愛に向かうことで初めて、人は他人を愛せるものなのだ。
ただ、「愛」とは取り留めなく、どこまでもその表現を変えていく。
巡りつく答えとしては、「愛とは存在する全て」と言ってよいだろう。」(伊藤美海先生)

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成長について(パラマハンサ・ヨガナンダ)
2010 / 02 / 24 ( Wed )
前回のブログでトランスパーソナル心理学に触れました。この心理学は、1960年代にアメリカで学会が創設されています。この時代は、ヒューマン・ポテンシャル運動と呼ばれる、自分自身や対人関係を変容して、人間性を回復しようとする試みが広まりました。それと同時に、それまでの伝統的・物質的な生き方から、新しい宗教的文化的な生き方を求める運動も始まります。その中には、東洋の哲学や宗教を求めていく人々もいました。

その東洋の考え方の中にはヨガがあり、そして、インドからアメリカにヨガを伝えた聖者に、パラマハンサ・ヨガナンダがいます。彼は、トランスパーソナル心理学で言う自己超越や変性意識状態に至る道を、ロスアンゼルスで行った講話の中で述べています。その講話は、『人間の永遠の探求』にまとめられ、「宇宙意識に至る三つの道」として掲載されています。ここでは、掲書の該当箇所を要約して、書きたいと思います。

●宇宙意識に至る三つの道
人間の意識を拡大する第一の方法は、社会生活の面で、自分のことを考えずに全体のために生きる方法です。友人に対しては信義を重んじ、誰に対しても博愛の心を持つこと。家族を持つことで、親しい人々への愛や自己犠牲を学びますが、それだけでは不十分と言われています。特定の関係を超えて平等に人を愛するときに、その人の意識が本当に拡大すると話しています。これは、イエス・キリストが示してくれた愛の道と同じですね。

第二の方法は、自己訓練です。何事にも節度を忘れないこと、執着しない自由な心を養うこと、そして、寒さと暑さ、苦しみと楽しみなど二元性を克服することです。これは、心で肉体を制御できるようになることを意味しているようです(掲書の別の箇所から)。そして、究極的には、すべてのものは心から発生し、罪の意識も心から作られると述べられています。

第三の方法は、肉体の束縛を断ち切るために瞑想を実践することです。
(ここでは、この方法を書くことが出来ませんので、興味がある方は、パラマハンサ・ヨガナンダが設立した団体であるSRFにお問い合わせください。)

この三つの方法と見ると、何も特別なことはないようですね。古くから伝えられ、または言われていることを、誤魔化さずに、逃げずに、着実に積み重ねていくことしか道はないようですね。

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成長について(ケン・ウイルバー)
2010 / 02 / 21 ( Sun )
成長という視点で大切な分野に、トランスパーソナ心理学があります。これは、人間の成長を極限まで追及していった結果、それまでの概念の枠に収まらなくなり、自己超越(トランスパーソナル)した世界観を取り入れた心理学です。

諸富先生が、著書『自己成長の心理学』の中で、トランスパーソナル心理学の定義を「現代心理学 + スピリチュアリティ」と紹介されています。これは、端的かつ明確で分かりやすい定義ですね。

この心理学の最大の思想家が、ウイルバーです。著書『進化の構造』などで、成長のモデルを述べています。

●ケン・ウイルバーの成長モデル
ウイルバーは、人間の発達を「自己中心性が次第に減少すること」と定義しています。しかし、これは単に自我あるいは通常意識している自己の世界に留まった話ではないところが、特徴です。自己の意識を超えて、東西の神秘思想にある宇宙意識、ブラフマン、空といった世界にまで覚醒していくことです。

ウイルバーは、人間の意識は、3つの意識水準があると説明しています。

①プレパーソナル(個として自分を確立する以前の状態)
②パーソナル(個として自分を確立した状態)
③トランスパーソナル(個として自分を確立した後、それを越えていく状況)

成長とは、プレパーソナルを含んでパーソナルに、パーソナルを含んでトランスパーソナルに進んでいくことです。そして、このトランスパーソナルの中の段階には、マインド(心)からソウル(魂)、そしてスピリット(霊)という段階もあります。

もうひとつ大切な点に、トランスパーソナルな意識状態まで達した後、パーソナルの意識状態に戻ることです。諸富先生の言葉を借りて別の表現で言えば、「究極の心理を知った後、 日常世界でしっかりと地に足をつけた生活をしながら、日々を楽しむ」ということです。現実世界とスピリチャルの世界、そのバランスが大切ということでしょうか?

ギリシャ語の「コスモス」(Kosmos)という言葉。現在は、銀河や星が存在する物質的な世界として宇宙(cosmos)を指しますが、本来の宇宙(Kosmos)は、「物理的、情動的、心理的、霊性的な領域を含む、全体を意味しています」(ケン・ウイルバー『万物の理論』)。

すべては、宇宙という大きな世界の中に存在し、その中で成長し変化していく存在。そこには、深遠なる真理が存在することを考えると、安心感と同時に、気持ちが引き締まる思いが出てきますね。

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成長について(マズロー)
2010 / 02 / 14 ( Sun )
成長という切り口で書いているブログですが、人間性心理学の創始者アブラハム・マズローの説に触れておきましょう。

●欲求段階説
あまりに著名でご存知の方も多いと思いますが、マズローは人間の基本的欲求を5段階に分類しました。下位のものから順に並べると次のようになります。

①生理的欲求
 睡眠や食事などの欲求で、他の欲求に比べもっとも強い。
②安全欲求
 身体的な危険や脅威から守られたい欲求、安全でいたい欲求。
③社会的欲求(所属と愛の欲求)
 集団に所属していたいという欲求。
④自尊欲求
 他の人から尊敬され評価されたい欲求と、自尊心をもちたい欲求。
⑤自己実現欲求
 本当の自分を実現したい欲求。

この説の特徴は、下位の欲求が満たされた後に初めて、次の段階の欲求が起こるということです。自己実現欲求を成長欲求と表現することもありますが、それ以外の基本的な欲求が満たされ自己実現欲求がある状態が、その人にとって高い動機付けで生きていると考えることが出来ます。

マズローは、「自己実現している人」の特徴を次のように語っています。

①病気からの解放
②基本欲求の満足
③自己の能力の積極的利用
④ある価値に動機づけられ、それを得ようと努力していること

欲求段階説は、人のやる気を引き出すことが重視される産業界で広く受け入れられました。また、初期の動機付け理論としても重要となります。しかし、その後の調査研究で、この説が認められたわけではありません。したがって、ひとつの考え方として理解し、人にはさまざまな欲求があり、その中には自己実現の欲求があるという程度で良いかと思います。

なお、欲求段階説は、マズローの後、アルダーファが修正し、人間の欲求を3つに集約しています。

①生存欲求
②関係欲求
③成長欲求

マズローと異なる点は、3つの欲求は並存することができ、また、高位の欲求が満たされないと下位の欲求に戻る考えていることです。

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