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久しぶりのワークショップ参加2
2011 / 06 / 14 ( Tue )
以前、読んだ専門誌に紹介されていたボーダーラインのご家族のための「パワーツール」というものが、先日受講したワークショップでも紹介されていました。とても大切なことが書かれていると思うため、ご紹介いたします。

パワーツール
1)自分自身を大切にする
2)何が行き詰まり感を継続させているか理解する
3)相手に理解されるようにコミュニケートする
4)愛(相手にに配慮、尊重する姿勢)を持って境界・限界を設ける
5)適切な行動を強化する

このツールは、もともとランディ・クリーガー氏のご著書である『境界性パーソナリティ障害 ファミリーガイド』(星和書店、2011)に書かれているものです。その本では、後半部分でかなりのページをさいて説明されています。もし、ご興味がある方は、実際に手に取って読むのも良いかもしれません。
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久しぶりのワークショップ参加1
2011 / 06 / 07 ( Tue )
久しぶりにワークショップ(WS)に参加してきました。

今回の題目は、「感情調整困難な方とその家族の支援」というものです。

感情調整困難というのは、感情が人一倍強く、それによって衝動的な行動をしてしまうなど生活に支障をきたすことです。この名前は、講師のかたが付けられた名称のようで、情動調整機能不全と言う場合もあります。

ボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)は、この課題を持つ代表的なもので、パーソナリティ障害の中でも古くから議論されてきたものと思います。どの時代から議論されてきたかははっきり分かりませんが、少なくとも、1680年代にボネーという方が、ボーダーラインに近い考え方をまとめています。

ボーダーラインのアプローチとして、精神分析の流れが多いと思いますが、最近、注目を集めてきているが、マーシャル・リネハン博士の弁証法的行動療法です。今回のWSは、この療法に関するものでした。

私が出会ってきたボーダーラインの方は、本人自ら来られた方も医療機関などから紹介されて来られた方も、自分ではどうすることも出来ず苦しみながらも、どうにかしたいと真剣に考えている方が圧倒的でした。そのような中で、なにか良いものはないかと思い、勉強を始めたのが先程の療法でした。

厳密に言えば、弁証法的行動療法は、個人の精神療法、グループでのスキル訓練、電話によるコンサルテーションなど多くの方が関わる療法です。したがって、私ひとりで提供できるものではありませんが、示唆に富むものを含んでおり、参考させてもらっています。

(続く)
01 : 37 : 47 | その他臨床心理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「今ここ」での体験
2010 / 04 / 07 ( Wed )
先日のブログで「語ることの大切さ」を書きました。語ること、つまり言語化すること以前に、もっと大切なことは「言葉になる前の感情や感覚」をしっかり感じることがあります。それは、「今ここ」の場での感情と感覚であり、過去の出来事を、あたかも他人が見ているような状態とは異なります。「今ここ」で体験している状態をNLPではアソシエートと言い、また、「今ここ」での体験を重視するセラピーには、フォーカシングやゲシュタルト療法があります。それぞれのセラピーはアプローチが異なるものの、体験、感情、感覚を重視していることは特記すべきですね。

もうひとつ大切な点に、「体験、感情、感覚」を言語化すると他の人と話し合え、また考えを整理することが出来るようになる一方で、言語化したとしても繊細でかつ微妙なことは表現しきれないということです。表現しきれないということは、相手の人の内的世界観を理解することの難しさにつながります。つまり、「体験、感情、感覚」をアナログとすれば、デジタルにあたるのが言語化であり、デジタル化の際にアナログ情報を網羅できないということですね。このことは、相互理解には、内的世界観を一番近い表現で伝える努力をすることと、相手の話を丁寧に聞くこと、その双方が大切ということですね。他者と行き違わないように、ズレが生じないように、注意したいものですね。

テーマ:AC(アダルトチルドレン) - ジャンル:心と身体

22 : 50 : 53 | その他臨床心理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
語ることの大切さ
2010 / 03 / 28 ( Sun )
「癒される治療ではなく、真実を語ることが私たちを癒す。」と語ったのは、O・ローバト・マウラーです。話すことで気持ちが楽になった方も多いでしょう。しかし、注意しなくてはいけないのは、単に話せばよいというものではないですね。何が起こったかだけではなく、何を感じたか、できれば五感すべての感覚を再度感じて、話すことが大切です。これは、特にトラウマのケアでは、重要です。Judith Lewis Hermanは、「記憶と身体感覚とを交えない語りは不毛であり欠落を残す」と言及しています。

ここで問題になるのは、恐怖から来る見たくない思いとの葛藤です。私もカウンセラーとして、目の前の相談者が過去の出来事を思い出し怖がっている時は、苦しいと感じることもあります。どうするかは、最後は相談者の意思しだいです。しかし、先延ばししても、いずれは向かい合わなくてはいけない。意思を早めに固め、過去の出来事に向かい合っていく・・・そのためには、相談者自身が、もう安全であると理解できることや、まわりにはサポートしてくれる人たちがいるという安心感が必要ですね。そんな安心感を与えられる空間を、これからも、私自身カウンセリングの中で提供していきたいと思います。

テーマ:AC(アダルトチルドレン) - ジャンル:心と身体

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茶の心
2010 / 03 / 18 ( Thu )
カウンセリングを習い始めたころ、精神科医の神田橋先生の本をたくさん読み、勉強していました。その時、読んだ本に、「精神療法には、人をもてなす心が必要。人をもてなす心は、茶道を学ぶのが良い。」ということが書かれていました。この文章を読んでから、私もお茶の世界に興味を持ち、何度か見学をしたことがあります。

今日改めて、お茶の世界を思い出そうと、『茶の心』という本を本棚から手にとって、見てみました。「お茶の文化はもてなしの文化です。人と人との間に良い関係を築き、それを保つ手段なのです。」と書かれていて、興味を引きます。いろいろ書かれている名言から、1つ引用してみたいと思います。

人を尊ぶ

利休居士は「客を扱うに貴人に接すると思うてせよ」と教えられています。
相手の地位、立場などだけで接したり、扱うのではなく
裸の相手、裸の自分という何の差別もなく、尊敬しあえるその心を教えられているのです。
人と人とが支え合うところにお互いの幸せが生まれるのです。
支え合うという漢字は、しあわせになります。思いやりという心の表し方があります。
ですが、その思いやりもあまりにみえすいたり、オーバーであったり、
押し付けがましいと相手は逃げます。
気付かぬところの気配りが大事なのです。


基本を忘れずに、これからもカウンセリングをしていきたいと思います。
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